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2023.02.01 18:17

電気療法について

 あれから何年経ったのでしょうか。はい、一年ぶりです。
 更新されないことがネタの当ブログでございますが、一年放置は店主としても反省すべきところ。

 以前と変わったことといえば、電気療法を導入したことが一番でしょうか。これにより施術者の負担軽減は図れました。
 もっとも、いろいろと試行錯誤もありまして、今の所、受け入れられる数に変わりはありませんが。

 その電気療法についてですが、主に3種類用意しております。

 そのいち。超音波温熱療法。
 これは微細な振動により患部を温めるものです。温熱により筋肉の弛緩、血行促進が促されますので、お灸の代用ともいえます。
 電流を流すわけではないので、電気のピリピリが苦手な方にオススメ。難点はジェルを塗らないとなりませんのでヌルヌル感があることですね。

 そのに。ハイボルテージ低周波電気療法。
 単に低周波電気療法だけであれば、オムロンの器械で有名でしょう。ハイボルテージとは民生用よりも高い電圧が書けられる機器となります。
 電圧(∨)×電流(A)=消費電力(W)
 この計算式を中高の理科・科学で教わったものでありますが、同じ電流でも電圧が高ければより多くの電気が流れることとなります。
 体感的には同じ痛みでも、電圧が高いとより深部に届くと言い換えればよろしいでしょうか。
 効果としては、疼痛の軽減と筋萎縮改善です。
 メーカーの担当さんによると、むやみに数値を高くする必要はなく、(ピリピリ感を)感じるか感じないかぐらいで効果が出るのがこの器械とのこと。
 あえてピリピリを超えて痛い使い方もありますが、家内はそれをできませんのでご安心を。

 なお、このふたつの器械は連動させて使用するコンビネーション療法という使い方もあります。人間の体というものはふたつ以上の刺激に対して正しく反応できない特性があります。
 普段刺激を受けると身構えるものですが、それは電気療法にもいえまして、体が身構えすぎると効率が落ちます。そこにきて、コンビネーション療法を行うと痛覚、超音波、電気刺激、どれかに対応している間に他の電療の効果が入りやすくなるわけです。まぁ、普通に気持ちいいものですが。
 通常の電療込み施術ですと一機に選択することになりますが、追加料金をいただければコンビネーションも選択できます。

 そのさん。マイクロカレント電気療法。
 人間の体というものは電気刺激で動いております。神経の作用とは電気と言って差し支えありません。さて、自分の体の傷を修復するのにも痛みというのにもこの電気というものが発生します。そこへ微弱な電流を流すことで回復効果と弱いながらも痛みの抑制効果が発生します。
 マイクロカレントとはその微弱な電流のことです。
 ただ、人間の感覚では電流がほとんど感知できませんので怪しく思えますが、ちゃんとエビデンスが取れていることですのでご安心を。
 感知できないということは上述の機器の刺激を受け入れられない方でも電気刺激による療法が取れるということです。今の所、数える程度のお客さんが選択されておりますが、使用した方が未使用よりも筋肉の硬直が柔らかくなっておりますので、やはり施術の効率化の役割を全うしてくれているのですね。

 いずれの器械においても、体内に金属が入っている方やペースメーカを使用されている方は禁忌でありますので、ご理解のほどを。
 

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