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2019.07.06 16:54

蓮川屋改装計画~序の壱~

 まず先に謝っておきます。改装の記録の日々更新するつもりできたのですが、結局のところ時間と体力がありませんでした。申し訳ない。

 これはある男の血と汗と涙の記録。というほど大層なものではございません。
 蓮川屋店主6年目の出来事。ホテル売上が下降線、店舗売上は微増ということで店舗運営を強化しようという話から、開業時と同様に商工会議所を通じて公庫借り入れを企図しました。
 商工会議所に相談したのが4月12日(だったと思ふ)。担当は手ぶらで一度来てとのことでしたが、ざっと趣旨などまとめて話にゆき、状況立て直しについてお話しました。
 店舗の改装とサーバー更新が主で、前回と同程度の金額を借入れたいと。
 すると担当、一瞬停止。しかるのち、
「百、二百言うと思ってた。ああ、前回も自分でやったよね」
 はい。基本的に電気工事以外は自力でやったものですから、蓮川屋は自己資金合せて百万ほどで開業したのです。血筋なのか生業ではない工作はなぜかやりたくなるので今回も自力やります。
 問題は今回は自己資金が無いことだったのですが、前回の借入を完済したという実績が大きいので減額はあるかもしれないが大丈夫であろうとのことで申し込みの準備に入りました。
 この折。
「自分でやるということはどこかの企業に依頼したというわけじゃないから、工事じゃないけど、写真撮っておくと後々に証明を求められたときにいいよね」
「そうですね。ブログのネタにでもします」
 これが、本記録の発端といえば発端なのでしょう。
 ともあれ、これから悩みに悩んでロクに寝ることもできない状態で、必要な予算内訳の計算やら趣旨、その他資料と申し込み書を作成し、15日に商工会議所に行きました。
 網走広報配達の業務もあって不眠のままなので一度見てもらうだけのつもりだったのですが、翌日に公庫の担当がこちらに来られるのでそのまま提出という流れに。
 二日後の昼、私からすると朝食を食べていると電話が鳴りました。
 お客さんの予約かと思ったら公庫北見支店からでした。いまよろしいでしょうかと言われても予想より早かったことに驚いた拍子にさっき飲み下したパンが詰りそうになったので「すみません、数十秒待ってください(←少しパニック)」と言って水を飲みに。
 あらためて電話に戻ると、10連休を挟むことと春は借入の申し込みが多いことで網走に行く日に面談を行なおうとするとかなり遅くなってしまうので北見に来れないかというお話。
 私は北見の地理にうとい。そりゃイオンとホーマックとメッセとトライアルぐらいしかわかりません。が、行く方向で話はまとまり、翌週21日火曜10時にとなりました。
 再び、追加となる資料の作成や要求された書類の準備で眠れない日々が続き、回らない頭で考え得る資料を用意し準備を整え眠ろうとした月曜の晩。
 寝床に入ると暖かい。普段は自分の領域でしか寝ない家内が先に就寝したついでに布団を暖めてくれていたのだと思い感謝とともに就寝した数分後。
 寝苦しい。暑い。この日は冬装備で寝るには暖かな小春の夜であったので、家内は冷たい場所を探して悶えていただけだったのです。結果として私の領域を侵犯して暖気を残していっただけだったのです。そして冷涼な気候を好む私も寝苦しく悶え、寝違えるという不測の事態。ろくに熟睡できぬまま朝を迎えることに。
 なにがしら運命というには呪わしきものでもあるのかと思いつつ面談に望みました。
 面談は最初に融資を受けた時の担当から別な方に変わっておりましたが、主として話す内容に変化はありません。面談をして下さる担当は味方であるという認識でいること。嘘を言わないこと。正直に話すこと。この三点を心掛けました。
 ここで言われた事は、93万で申請されてますけど百万にはならなかったのですか? 推定される今回の利子だと前回と同じ5年でも同程度の支払いとなりますが7年がよいのですか? の2点。
 上手いこと説明できたかわかりませんが、家内の不動産に掛かる不測の修理費に対応する必要もあるので一回の支払いをできるだけ低くしたいという趣旨で話したつもりですが、寝不足頭だったので吉凶不測です。
 結果が出るのは早くて5月の9日か10日、遅れても翌週13日14日には判明するとのことでした。


序の弐へ続く

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